日本はどう変わる?
5Gになると出来る事
まずは、こちらの動画をご覧ください。
どうでしたか?まるでSFの世界の出来事のようですよね?
もし、これが現実になるとしたら?ワクワクして来ませんか?
この動画は総務省が発表しているもので、5Gが浸透した少し先の未来を想像して作成されています。
具体的に5Gにより実現できる技術について見ていきましょう。
ドローン宅配
2019年6月にAmazonが数ヵ月以内での商用化を目指すとして宅配ドローンの発表が行われましたね
実現すれば、注文から30分以内での宅配を実現されると言われています。
日本では限定的ではありますが、楽天がドローンによる宅配サービスを提供しています。
ドローン宅配によるメリットは山・川・海など人や車での宅配が困難な地域にまで商品が届けられる事が挙げられます。
日本では国土の70%程が山地となっていますので、宅配ドローンの実用化で人の生活圏がグッと広められますね
自動運転
自動化出来る範囲に応じてレベルが設定されています。
現在レベル3からの商用化が予定されています。
- レベル3・・・高速道路上など限定環境下で自動運転可。ただし緊急時はドライバーが対応する必要有
- レベル4・・・高速道路など限定環境下で完全自動運転可。ドライバーはハンズフリーで緊急時の対応は不要。
- レベル5・・・完全自動運転。あらゆる環境下で自動走行が可能。
2020年1月には日本でも法改正により自動運転レベル3での公道走行が可能になりました。
日本では日産や本田、世界ではテスラやBMWがレベル3対応の車種を開発しており2020年内の発売予定となっています。
日本の自動車産業と言えば外せないメーカーが名を連ねていない事を疑問に思う方もいるでしょう
トヨタにおいては、レクサスLSなどレベル4からの自動運転参入を目指しています。
アメリカでは、Google傘下のウェイモが2023年のレベル4での自動運転車の商用化を目指して開発を進めています。
これら自動化の流れは様々な産業での応用が始まろうとしています。
IoT
こちらの動画をご覧ください。
2019年3月にNEC、KDDI、大林組が共同で行った5Gによる建設重機の遠隔操作の実証実験です。
先にも、お掃除ロボットや冷蔵庫などインターネットとモノが繋がる事例をご紹介しましたが、5Gより通信速度・容量が大幅に向上する事でタイムラグが極小になり実現されています。
建設現場においては、高齢化が深刻であり国土交通省 の発表によると3割が55歳以上です。
このように様々な現場での労働人口の減少に対するソリューションとしてIoTの活用が期待されます。
遠隔医療
医療の現場では、遠隔医療や遠隔診療が可能になると言われています。
遠隔地の患者の診療において、高精細な画像によりCTスキャンやカルテのやり取りが出来るようになる事で正確な診断が可能となります。
また、5Gにより超低遅延が実現される事で地球上の場所を問わずに医療ロボットの遠隔操作による熟練医による手術を可能とします。
医療用ロボット「ダビンチ」では、現在、手術を補佐する形で内視鏡手術などに用いられています。
このダビンチが5Gの導入により遠隔操作が可能となり、またロボットによる手術のため視覚に頼る部分が多いですが、こちらについても力触覚の研究・開発が進んでおり視覚と触覚の両面で執刀医を支える頼もしい助手になってくれます。
スマート農業
ドローンやIoTが農業に応用される事で在宅での農業・畜産が可能になります!
農業についても高齢化が深刻になっており従事者の6割以上が65歳以上になっています。
そこで5Gによって在宅でも操作可能な無人農機の導入が解決手段になります。
さらに、収穫時期や生育状況も高精度なドローンセンサーによって収集・蓄積されますので、今年の天候や収穫予想などのビッグデータを利用した効率的な農業が実現されます。
VR観戦
5G×VRでスポーツ観戦は劇的に変わります!
プレミアム席目線からの観戦や視点切り替え、注目する選手を追い続けるカメラで選手がどのような動きをするか研究出来るなどスタジアムの観戦とは違った楽しみ方が出来るようになります!
VRでは物理的な距離は意味を持ちません
地球の反対側で行われるNBAの試合をリアルタイムで観戦するサッカーの欧州チャンピオンズリーグをVRを使う事で、まるでスタジアムに居るかのような臨場感で観戦する事が可能になるのです!
考えるだけでもワクワクして来ますよね?
2020年の春から日本でも5Gの商用化が始まりますので、年内にはVR観戦も実現されるかもしれませんね
まとめ
- 5Gの通信速度は4Gの10倍
- 超低遅延でタイムラグが4Gの1/10
- 同時接続デバイスも4Gの10倍
- 自動車や重機、農機が自動運転に
- 遠隔医療が実現される
- VRを使った新しいスポーツ観戦が始まる
最後までお読み頂きありがとうございました!
当記事が読者方のお役に立てたら幸いです。
コメント