【2020年版】R&Iファンド大賞の投資信託部門をFPが解説!【新興国株式・債券編】

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新興国の株式や債券を投資信託で運用するメリットはあるのかな?

投資効率の高い投資信託が知りたい!

なんてお考えではないですか?

R&Iファンド大賞では、中国やインドといった新興国の株式や債券を投資対象とする投資信託をシャープレシオ[1]数値が高い程リスクに対する超過収益が高いを用いて選定しています。

そのため比較的リスクが高い新興国株式・債券においても投資効率が良く高い運用実績を上げている銘柄が厳選されています。

この記事を読んでもらえると新興国株式・債券を投資信託で運用するメリットR&Iファンド大賞で最優秀ファンドに選ばれた投資信託について理解してもらう事が出来ますよ!

R&Iファンド大賞の投資信託部門【新興国株式・債券】とは?

R&Iファンド大賞の投資信託部門では、過去3年間の運用実績において上位75%に入り続けるファンドを対象としてシャープレシオを用いて投資効率の高さに着目し最優秀・優秀ファンドを選出しています。

当記事においては新興国株式・債券について解説します。

新興国株式・債券の投資信託メリット・デメリット

メリット

  • 少額から投資できる
  • 分散投資が出来る
  • 新興国の経済成長を享受できる
  • 新興国の高い金利で運用出来る
  • プロが運用している

個別株式であれば単元毎の購入が必要ですので、例えば中国のAmazonと言われるアリババへ投資しようと思った場合は執筆当時で最低投資額は1株あたり27,549円となっていますが、投資信託はワンコイン100円というブラジル産コーヒー1杯よりも少ない金額から投資する事が可能です。

投資信託は少なくとも約30銘柄から多いと数百銘柄で構成されていますので、ひとつの投資信託へ投資を行うだけでも十分な分散投資によるリスクの低減が図れます。

新興国では人口は増加傾向にあり、そのため高い経済成長率で推移しています。例えば2019年の日本の経済成長率は0.67%だったのに対しインドの経済成長率は4.18%とおよそ6倍も高い成長率となっています。また、近年ではテクノロジーの発展によってAIやビッグデータの活用によるフィンテック[2]金融分野でのテクノロジーの活用やIT産業においては、既存のインフラや市場経済に関わらず例えば、日本が辿ってきたような電話線を引いて黒電話を利用するなどの段階を経る事無くスマホを使うなど一足飛びに最先端技術を取り入れられるため経済の成長スピードも加速度的に上がっています。2011年には中国が日本を追い越して世界第2位の経済大国になった事がその証左だと言えます。

新興国は先進国に比べて国際信用力が劣る事から国債などの債券にはデフォルト[3]債務不履行。期日になっても元本の償還や利払いが行われない事などのリスクを織り込んだリスクプレミアム付きの高い金利で発行されます。例えば日本の10年物国債の利回りは、わずか0.025%に過ぎませんが、インド10年物国債は5.93%となっており、およそ237倍にもなります。

新興国においては多様な言語や文化、経済状況など個人で把握するには相当の時間や労力が必要になってしまいますが投資信託であれば資産運用のプロであるファンドマネージャーが投資方針の策定から銘柄選定まで全て運用を肩代わりしてくれますので、特別に新興国経済について精通している必要はありません。

デメリット

  • 運用コストがかかる
  • 為替リスクが非常に高い
  • 運用が中途で終えてしまう可能性
  • 元本割れする可能性

投資信託では、購入や運用するにあたって販売会社・運用会社・信託銀行へ信託報酬という手数料の負担が発生します。信託報酬は1.65%など年率で表されており投資額に対して年率で計算されて毎日信託財産から差引かれます。個別株式や債券ではかからないランニングコストがかかってしまうのです。

新興国はその国際信用力に比例するように自国通貨においても為替変動が大きくリスクが高いと言えます。たびたび話題になるのはトルコリラで2018年8月10日に1日で20%も暴落するような事があり得てしまうのが新興国です。

経済基盤が先進国ほど強固でもないためコロナショックなどの非常事態からの立ち直りも先進国に比べて緩やかであるなど新興国が持つ固有な事象の為に既存の投資信託でも解約による資金流出が相次いでいます。投資信託では運用資産が一定額を割込むとその時点で繰上償還といって運用を終えて強制的に換金して払い戻される可能性があります。そのため繰上償還基準や純資産額が右肩下がりに減少していないか投資する前に予め確認しておきましょう。

投資信託は銀行預金とは違い元本が保証される事はありません。運用次第では損失を被り投資元本が減少してしまう可能性があります。ただし銀行預金であれば例え預金先の銀行が破綻しても預金額1,000万円までは保証されるように、投資信託においても運用会社や信託銀行が破綻しても投資元本は全額保証されます。



R&Iファンド大賞の投資信託部門【新興国株式・債券】受賞ファンド一覧

R&Iファンド大賞の投資信託部門【新興国株式・債券】において最優秀ファンドに選ばれた銘柄を一覧にしてみました。

モーニングスターが公表する運用実績を元に作表しました。

新興国に分類される国々において中国以外は低調です。コロナショックの長期化や温暖な気候により観光産業が盛んな地域は立ち遅れています。

また、新興国は先進国よりも相対的に国際信用力が低くその分、為替リスクが高いと言えます。いずれの投資信託でも為替ヘッジは行われず外貨で運用がなされるため運用する際には自身のリスク許容度を考慮する必要があります。

UBS中国株式ファンド

UBSアセット・マネジメントが上海・深セン・香港取引所に上場する中国企業へ投資を行い信託財産の長期的な成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【中国関連株式】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名業種組入比率
テンセントコミュニケーション・サービス9.3%
アリババ一般消費財・サービス8.8%
チャイナマーチャンツバンク金融7.3%
TALエデュケーション一般消費財・サービス7.2%
ピンアン・インシュアランス金融6.9%

主な投資対象を上海・深セン・香港取引所に上場する中国企業としていますが、中国A株市場[4]人民元建てで取引される市場。香港・上海取引所に上場していない中国企業の銘柄が取引できるに上場する銘柄へも投資を行っています。

中国株式市場は上海・深セン取引所に上場されるA株[5]人民元建ての中国国内投資家向き銘柄。外国人投資家は一定の投資制限の下に取引可能・B株[6]外貨建てで取引される外国人投資家も取引できる銘柄、香港取引所に上場されるH株[7]香港取引所に上場する中国企業やレッドチップス[8]中国資本により香港で設立された企業など多種多様な株式が取引されています。

運用実績

利回りシャープレシオ
12.32%0.62

3年来信託報酬控除後の利回りは12.32%です。国際株式・中国カテゴリー平均を4.88%大きく上回る投資成果を上げています。

シャープレシオは0.62です。同様にカテゴリー平均は0.22となっていますので、投資効率の高いファンドだと言えます。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.97%かかりません

買付手数料は購入額に対して3.3%です。購入の都度発生するので年に購入するのは1回までにするなど不要なコストを節約する事で長期的なリターンを最大化させる事が出来ます。

信託報酬は1.97%です。カテゴリー平均が1.87%ですので若干割高です。

当ファンドを取扱う販売会社は大和証券のみとなっています。

ニッセイオーストラリア高配当株ファンド(毎月決算型)

ニッセイアセットマネジメントがオーストラリアの証券取引所に上場する企業やREIT[9]不動産投資信託へ投資を行い配当収益の確保・中長期的な信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【オーストラリア・ニュージーランド株式】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名業種組入比率
ANZ銀行グループ金融5.1%
ナショナル・オーストラリア銀行金融4.8%
BHP素材4.6%
コカコーラ・アマルティ生活必需品4.5%
ストックランドリート4.4%

高配当銘柄・REITへ投資を行うLM・オーストラリア高配当株ファンドへ投資を行い実質的にオーストラリアの高配当株式やREITへ投資を行うファンドオブファンズ方式により運用されます。

ファンドの収益は株式配当やREITの分配金によりますので、投資信託の基準価格の上昇による値上がり益を狙うよりは分配金収入や分配金再投資による長期的な複利運用に向いた投資信託です。

運用実績

利回りシャープレシオ
-8.34%-0.34

3年来信託報酬控除後の利回りは-8.34%です。国際株式オセアニア地域カテゴリー平均の-5.53%を下回っています。ただし分配金利回りは28.36%となっており毎月コンスタントに分配金の払出もなされているため分配金を再投資する事でトータルリターンを高める事が出来ます。

ただし、分配金については払い出される都度、税率20.315%で課税される点は注意が必要です。

分配金への課税は投資信託の運用を分配金再投資型にしていたとしても課税されます。

また、投資信託の場合は分配金を投資元本を原資として払い出すいわゆるタコ足分配が行われる場合もあるため運用実績は純資産額などの数値で確認する必要があります。

当ファンドにおいては、純資産額が右肩下がりに減少しているため長期投資に耐えうるか疑問があります。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.85%1.83%かかりません

買付手数料は3.85%です。投資信託の運用方針を分配金再投資型で行う場合には分配金再投資により買付ける分については買付手数料はかかりません。

信託報酬は1.83%です。カテゴリー平均が1.76%ですので、やや割高です。

新生・UTIインドファンド

新生インベストメント・マネジメントが実質的にインド株式へ投資を行い中長期的な信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【インド株式】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名業種組入比率
HDFC銀行金融5.9%
バジャジ・ファイナンス金融5.6%
ラーセン・アンド・トゥブロ・インフォテック情報技術サービス4.7%
コタック・マヒンドラ銀行金融4.6%
インフォシス情報技術サービス4.3%

運用に際しては株式への直接投資は行わずインド株式市場へ投資を行う「Shinsei UTI India Fund(Mauritius)Limited」Class A(投資先ファンド)への投資を通じて実質的にインド株式へ投資を行っています。

投資先ファンドについては、インド国内で最も歴史ある投資会社のUTIグループが運用しています。

運用実績

利回りシャープレシオ
1.97%0.07

3年来信託報酬控除後の利回りは1.97%です。国際株式インドカテゴリー平均が-6.54%ですので実に7%以上も平均値を上回る投資成果です。

シャープレシオは0.07です。同様にカテゴリー平均は-0.23となっておりインド株式へ投資を行う投資信託においては高い投資効率性である事が分かります。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.85%1.95%0.3%

買付手数料は3.85%です。ネット証券であれば買付手数料を無料としている場合もありますので適宜、購入先を検討する事で不要なコストを削減しトータルリターンの向上に寄与出来ます。

信託報酬は1.95%です。カテゴリー平均は1.87%ですので、若干割高です。

信託財産留保額は0.3%です。売却の都度発生するコストですので、ファンドを取崩して生活費に充てるなどの使い方よりは現役引退後に一括で換金して退職金のような使い方が向いています。

ダイワ・ブラジル株式オープン -リオの風-

大和アセットマネジメントがブラジル株式へ投資を行う事で信託財産の中長期的な成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【ブラジル・ラテンアメリカ株式】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名業種組入比率
VALE SA-SP(ヴァーレ)素材8.9%
B3 SA-BRASIL BOLSA BALCAO金融7.7%
MAGAZINE LUIZA一般消費財・サービス6.6%
ITAU UNIBANCO HD金融6.6%
AMBEV生活必需品4.8%

運用に際しては、個別企業のファンダメンタルズ[10]本質的価値分析・成長性・株価バリュエーション[11]PERなどの指標を用いて株価の割安・割高を判断するなどを考慮して選定されます。また、ブラジル最大規模の運用会社イタウ・アセットマネジメントの運用助言を受けて投資を行っています。

運用実績

利回りシャープレシオ
-9.92%-0.26

3年来信託報酬控除後の利回りは-9.92%です。国際株式ブラジルカテゴリー平均は-12.56%となっており総じてマイナスの運用利回りとなっています。近年では長期化するコロナショックの影響や国の信用力が先進国に比して相対的に低いために法定通貨の価値が下落するなど深刻な経済状況である事が分かります。

シャープレシオは-0.26です。カテゴリー平均は-0.33ですので平均を上回っているとは言えマイナスであるため投資家が損失を被っているという事実は変わりません。

当ファンドはアクティブファンドですが、相対する投資手法であるインデックスファンドにおいても同様にマイナス利回りとなっており、信託報酬も1%程と高く更に悲惨な運用実績になっています。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.85%かかりません

買付手数料は3.3%です。当ファンドは現状で運用益が出ていないためコストを抑える工夫が一層求められます。

信託報酬は1.85%です。カテゴリー平均は1.87%ですので、平均的な手数料率です。

シュローダーBRICs株式ファンド

シュローダー・インベストメント・マネジメントがブラジル・ロシア・インド・中国の株式への投資を通じて信託財産の長期的な成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【エマージング株式】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名業種組入比率
テンセントメディア・娯楽10.41%
アリババ小売10.09%
JD.com小売7.34%
ピンアン・インシュアランス保険4.44%
中国蒙牛乳業食品3.60%

新興国の中でも特に成長が期待されるブラジル(Brazil)・ロシア(Russia)・インド(India)・中国(China)いわゆるBRICsの企業へ投資が行われており、構成比でみると中国が69.93%と大半を占め次いでインド10.08%、ブラジル9.03%、ロシア6.60%となっています。

近年において中国経済は日本経済を凌ぐまでに成長しておりIT分野ではアメリカと競う程の発展を見せています。当ファンドへ投資する事によって中国経済の成長性を享受出来ると考えられます。

運用実績

利回りシャープレシオ
5.24%0.25

3年来信託報酬控除後の利回りは5.24%です。国際株式エマージングカテゴリー平均の-3.46%をおよそ8%も上回る投資成果を上げています。

シャープレシオは0.25です。決して高い値ではありませんがカテゴリー平均が-0.16とマイナスの利回り、つまり損失を出している事を考えると当ファンドの運用は数値以上の成果を収めていると言えます。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.85%2.07%0.3%

買付手数料は3.85%です。ネット証券ならば手数料無料で購入出来る場合もありますのでチェックしてみましょう。

信託報酬は2.07%です。カテゴリー平均が1.87%を超える比較的手数料率が割高な投資信託です。情報収集などコストが嵩む新興国へ分散投資しているので致し方ない点も否めません。

信託財産留保額は0.3%です。売却時に掛かるコストなのでファンドの取崩しは計画的に行うようにしましょう。

アジア・パシフィック・ソブリン・オープン(毎月決算型)

三菱UFJ国際投信が日本を除くアジア地域やパシフィック地域[12]オーストラリアやニュージーランドのソブリン債[13]国債や政府機関、地方自治体が発行する債券への投資を通じて安定的なインカムゲイン[14]債券を保有する事で受け取れる利子収入の確保と信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【アジア債券】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名クーポン組入比率
フィリピン国債6.2500%6.5%
インド国債8.2800%4.6%
マレーシア国債4.1270%4.3%
シンガポール国債2.8750%4.0%
タイ国債3.7750%3.9%

組入銘柄はアジアの新興国とオーストラリアやニュージーランドです。構成比では、インドが18.4%で最も高く次いでインドネシア11.1%、フィリピン9.7%となっています。

インドやフィリピン国債はクーポンレートが高く設定されていますが、国債格付がBBBとなっており、いわゆるジャンク債に分類されることからも明らかなようにデフォルト[15]定められた期日に債券の償還が出来ないのリスクが相対的に高い債券です。そのため日本やアメリカのような1%のクーポンレートでは買い手が付かないため予めデフォルトリスクを織り込んだリスクプレミアム分だけ高いクーポンレートが設定されています。

運用実績

利回りシャープレシオ
1.70%0.22

3年来信託報酬控除後の利回りは1.70%です。国債債券エマージングカテゴリー平均が-3.48%となっており金利動向に影響されやすい債券利回りにおいて平均値を上回るリターンを上げる事の困難さが推し測られます。

シャープレシオは0.22です。カテゴリー平均が-0.20ですので、プラスの利回りで投資家に損失を与えない事がアクティブファンドの矜持だと言えます。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.65%0.2%

買付手数料は3.3%です。債券の主な収入はクーポンに定められた利子収入によりますので購入時に差引かれた3.3%の元本を回復するだけでも至難の業です。

信託報酬は1.65%です。カテゴリー平均が1.66%ですので平均的な手数料率です。

信託財産留保額は0.2%です。運用資産を取崩す場合には思わぬ誤算とならないように注意が必要です。

また、当ファンドは毎月決算型となっており分配金が毎年払い出される可能性がありますが、運用益を上回って払い出される場合には元本の払戻しに相当するため信託報酬の手数料を負担する分だけ損をする事になります。

ニュージーランド公社債ファンド(毎月分配型)

日興アセットマネジメントがニュージーランド公社債への投資を通じて安定的なインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【オーストラリア・ニュージーランド債券】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名クーポン組入比率
ニュージーランド地方債3.5%22.3%
ニュージーランド地方債4.5%13.2%
アフリカ政府保証債0.5%12.7%
ニュージーランド地方債1.5%9.6%
L-BANK BW FOERDERBANK保証債4%9.2%

投資対象はニュージーランドドル建ての公社債となっており、アフリカ政府保証債のようなニュージーランド国外のニュージーランドドル建て債券も含んでいます。

組み入れられる債券は信用格付がBBB以上の投資適格債のみとしており構成比はAAAが46.7%、AAが48.6%、Aが4.7%となっています。またニュージーランド国債は信用格付AAAとなっていて日本国債のAよりも高い国際信用力があります。

運用実績

利回りシャープレシオ
2.73%0.32

3年来信託報酬控除後の利回りは2.73%です。国債債券グローバルカテゴリー平均の0.5%を上回る投資成果を記録しています。

シャープレシオは0.32です。カテゴリー平均の0.17と比較しても高い投資効率である事が分かります。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.36%かかりません

買付手数料は3.3%です。債券投資においてはリターンがクーポンによってある程度限定されるため不要なコストを抑える事で、より多くのトータルリターンを享受出来ます。

信託報酬は1.36%です。カテゴリー平均は1.38%ですので平均的な手数料率です。

メキシコ債券オープン(毎月分配型/資産成長型)

三井住友DSアセットマネジメントがメキシコ国債への投資を通じてインカムゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【ブラジル・ラテンアメリカ債券】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名クーポン組入比率
メキシコ国債10.00%11.0%
メキシコ国債8.50%10.2%
メキシコ国債7.50%9.7%
メキシコ国債8.00%9.3%
メキシコ国債6.50%8.4%

メキシコ国債の信用格付はBBBとなっており投機的な債券とみなされています。そのためデフォルトのリスクも高い事が伺えますがその分だけ高いクーポンレートが設定されています。

またラテンアメリカでは、アルゼンチンが自国通貨と米ドルの交換に35%の税金を課すなど、およそ日本では想像も出来ないような事態が起こる事があります。そういったカントリーリスクや為替リスクを取る事に見合ったリターンが得られるか判断してから投資を行う事をおすすめします。

運用実績

利回りシャープレシオ
1.88%0.10

3年来信託報酬控除後の利回りは1.88%です。国債債券エマージングカテゴリー平均が-6.55%となっており実に8%強も高い利回りを記録しています。

シャープレシオは0.1と決して高くはないですが、カテゴリー平均が-0.32ですので、投資家に損失を与えなかっただけでも優秀なファンドである事が分かります。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.36%かかりません

買付手数料は3.3%です。ネット証券であれば買付手数料無料としていますので不要なコストを減らして投資効果を最大化させる事が出来ます。

信託報酬は1.36%です。カテゴリー平均が1.66%ですので割安な手数料率設定です。

日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)

日興アセットマネジメントが主に米ドル建ての新興国国債への投資を通じてインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【エマージング債券】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名組入比率
トルコ国債1.5%
ロシア国債1.3%
ロシア準国債1.2%
ウクライナ国債1.0%
ブラジル国債1.0%

組入銘柄の実に89%が信用格付BBB以下の投機的債券により運用されていますが、日本・アメリカ・ドイツなどの投資適格債券もわずかながら含みます。

新興国への投資においては、国の信用力に比例して為替リスクが高い傾向にありますが、当ファンドは米ドル建ての債券のみに投資を行っているので、米ドルに対してのみ為替リスクを負う点で新興国の自国通貨例えばトルコリラやロシアルーブルで運用するよりも為替リスクが低減しています。

運用実績

利回りシャープレシオ
0.55%0.05

3年来信託報酬控除後の利回りは0.55%です。国債債券エマージングカテゴリー平均が-3.48%ですので相対的に高い運用実績です。

シャープレシオは0.05です。同様にカテゴリー平均は-0.2ですので平均的には損失を出している中で運用益が確保されているのが分かります。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
3.3%1.76%かかりません

買付手数料は3.3%です。債券の利回りから考えて一度でも買付手数料を負担してしまうと少なくとも手数料分を取り戻すのに1年は運用しなければなりません。

信託報酬は1.76%です。カテゴリー平均は1.66%ですので若干割高です。

ピムコ・ハイイールド・ファンド Aコース(為替ヘッジなし)

日興アセットマネジメントが米国ハイイールド債への投資を通じて安定した収益の確保と信託財産の成長を目指して運用しています。

2020年度R&Iファンド大賞の投資信託部門【米国ハイイールド債券】で最優秀ファンドに選ばれました。

組入上位銘柄

銘柄名クーポン組入比率
スプリント社債7.125%0.8%
スプリントキャピタル社債8.750%0.7%
ロイズ・バンキング・グループ社債7.500%0.6%
チャーター・コミュニケーションズ社債5.125%0.5%
アルティス・フランス社債7.375%0.5%

米国ハイイールド債とは、米国企業が発行する社債の内、信用格付がBB以下の投機的債券の事です。

ハイイールド債は、信用格付が高い債券と比較すると元本償還や利払いが遅延するなどのリスクが高くなっています。そのため、信用格付が高い債券と同様のクーポンレートとした場合に買い手が付かないためリスクプレミアムが付された高いクーポンレートにより発行されています。

運用実績

利回りシャープレシオ
0.39%0.04

3年来信託報酬控除後の利回りは0.39%です。国債債券ハイイールド債カテゴリー平均は-4.20%となっていますので実に4%強も高い運用実績を上げています。

シャープレシオは0.04です。カテゴリー平均は-0.2となっており、コロナショックが長期化により平均的には損失を被る中において当ファンドにおいては投資家の資産は保全されていると言えます。

コスト

買付手数料信託報酬信託財産留保額
2.2%1.65%かかりません

買付手数料は2.2%です。ネット証券であれば買付手数料が無料のいわゆるノーロードで購入する事が可能ですので、不要なコストを節約した効率の良い運用が出来ます。

信託報酬は1.65%です。カテゴリー平均は1.66%なので平均的な手数料率です。



R&Iファンド大賞の投資信託部門【新興国株式・債券】まとめ

  • 投資信託は少額で分散投資出来る
  • 新興国は先進国よりも経済成長率が高い
  • 新興国の発行する債券は高金利で運用出来る
  • 為替リスクが高い
  • 不人気銘柄は早期に運用終了してしまう事も
  • 運用次第では元本割れのリスクがある

最後までお読み頂きありがとうございます。

当記事が読者方のお役に立てたら幸いです。

References

1 数値が高い程リスクに対する超過収益が高い
2 金融分野でのテクノロジーの活用
3 債務不履行。期日になっても元本の償還や利払いが行われない事
4 人民元建てで取引される市場。香港・上海取引所に上場していない中国企業の銘柄が取引できる
5 人民元建ての中国国内投資家向き銘柄。外国人投資家は一定の投資制限の下に取引可能
6 外貨建てで取引される外国人投資家も取引できる銘柄
7 香港取引所に上場する中国企業
8 中国資本により香港で設立された企業
9 不動産投資信託
10 本質的価値
11 PERなどの指標を用いて株価の割安・割高を判断する
12 オーストラリアやニュージーランド
13 国債や政府機関、地方自治体が発行する債券
14 債券を保有する事で受け取れる利子収入
15 定められた期日に債券の償還が出来ない

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