
投資信託で国内株式や債券を運用するメリットはあるのかな?

投資効率性の高い投資信託が知りたい!
なんてお考えではありませんか?
R&Iファンド大賞では直近でも3年間運用実績のある投資信託についてシャープレシオを用いて最優秀・優秀ファンドを選定しています。
シャープレシオはリスクに対するリターンの大きさを示しており投資信託の運用実績を計る指標として用いられています。数値が大きい程に高い投資効率性を示します。
この記事を読んでもらえると投資信託で国内株式・債券を運用するメリット・デメリットやR&Iファンド大賞を受賞する投資効率性の高い投資信託について理解してもらう事が出来ますよ!
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式・債券】とは?
R&Iファンド大賞の投資信託部門では、過去3年間を通して運用実績が上位75%以内に入り続ける投資信託を対象として2020年3月末時点における過去3年間の運用実績が最も高い投資信託を表彰しています。
国内株式・債券の投資信託メリット・デメリット
メリット
- 容易に分散投資が出来る
- 個別株式よりも少額から投資できる
- プロが運用している
- 円貨で運用されるため為替リスクがない
- iDeCoやNISAと言った税制優遇制度で運用出来る
投資信託は、少なくとも20から30銘柄、多いと数百という株式・債券により構成されているため、例えば日経平均に連動する運用を行っている銘柄であれば日経平均に含まれる225銘柄の大部分を取り入れて運用されています。そのため投資信託を1銘柄保有するだけでも十分な分散投資が可能となっており個別銘柄への投資よりも相対的にリスクを低減させる事が出来ます。
また、投資信託は100円というコーヒー1杯分にも満たない極少額からでも投資する事が可能です。個別株式であれば単元毎の売買が基本となっており、1単元を100株としている企業がほとんどです。そのため個別銘柄へ投資しようと思った場合は、株価1,000円の株式であれば、最低投資額は100,000円[1]株価1,000×100株=最低投資額100,000円からという事です。
投資信託は、資産運用のプロフェッショナルであるファンドマネージャーによって運用方針が決定されます。信じて託すと表されるように投資資金を運用会社に託す事でプロによって運用され投資額に応じたリターンが得られます。個別銘柄を選定する知識や時間が不要ですので、投資に専念する余裕のない方でもプロによる運用の恩恵が受けられます。
国内株式・債券であれば円貨で運用されますので、為替リスクがありません。外国株式や債券の場合は外貨で運用されますので常に日本円と外貨の為替変動リスクがあります。為替が円安に動けば外貨建て資産は増加しますが、円高に動いた場合は外貨建て資産は減少します。
iDeCoやNISAといった税制優遇制度で投資信託を運用した場合は運用益非課税や投資額に応じて納める税金が減らせる等の節税メリットを享受する事が出来ます。
デメリット
- 個別銘柄の値動きの影響を受けにくい
- 毎年ランニングコストが掛かる
- 不人気な銘柄は運用が終了してしまう可能性
- より成長性の高い外国銘柄へは投資できない
投資信託は複数の銘柄によって構成されているため、例えば100銘柄を構成比率1%ずつとする投資信託があった場合に1つの銘柄の値動きが投資信託全体に与える影響は1%です。このように個別銘柄の影響を受けにくい事は株価の下降局面ではメリットであると言えるかも知れませんが、現在のコロナショックのように好調企業と不調企業が二極化したような状態では、不調企業の多くが属するBEACH[2]Booking(予約サイト)・Entertainment(エンタメ業界)Airline(航空業界)・Casino(カジノ)・Hotel(観光業界)のアルファベット頭文字を取ってBEACH業界の銘柄を投資信託から除外した方が運用成績は良くなりますが、日経平均に連動する投資信託では、そのような運用は行われません。
また、投資信託では、毎年数%の信託報酬と言う名のランニングコストが掛かります。信託報酬は、投資信託の販売会社・運用会社・信託銀行の3者に対するコストを投資信託を購入した本人が負担します。個別銘柄を自分自身で選定し投資する場合は発生しない手数料です。
投資信託は運用期限が設定されていない銘柄がほとんどですが、投資資金の集まらない投資信託は運用期間の中途で運用が終了(繰上償還)してしまうケースもあります。2019年には64本の投資信託が繰上償還していますので、投資信託を選定する際には純資産総額[3] … Continue readingの推移にも注意が必要です。
国内株式・債券を主な投資対象とする投資信託の場合は、国内市場よりも高い成長性を持つ外国市場[4]アメリカ・中国と言った経済規模が日本より優位な市場や台湾やインドと言った成長性の高い新興市場などの成長を取り入れる事が出来ません。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式・債券】受賞ファンド一覧
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式・債券】で最優秀・優秀ファンドに選ばれた投資信託を一覧にしました。
数値はモーニングスターが公表する運用実績に基づいて作表しました。
受賞ファンドについては、全てアクティブファンドとなっています。アクティブファンドとは、日経平均などの市場平均を上回る投資成果を目指して運用される投資信託の事です。
対象的に市場平均に連動した投資成果を目指して運用される投資信託をインデックスファンドと言います。
アクティブファンドは国内で購入可能な投資信託5,664本のうち4,848本と実に85.59%を占めます。
R&Iファンド大賞を受賞する投資信託は、数千にも及ぶ投資信託の中で最も投資効率が高い銘柄となっていますので、どのようなコンセプトの下に運用がが行われているのか見て行きましょう。
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
東京海上アセットマネジメントが信託財産の成長を目指して運用しています。
ベンチマーク[5]投資信託の運用指標のこと。国内株式であれば日経平均やTOPIXなどは設定されていません。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式】で最優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
リゾートトラスト | サービス業 | 5.2% |
UTグループ | サービス業 | 4.9% |
日本電産 | 電気機器 | 4.6% |
パーク24 | 不動産業 | 4.4% |
イズミ | 小売業 | 4.0% |
銘柄選定に際して、経営者が主要な株主となっている企業を投資対象として社会貢献、株主の利益追求といった経営者の理念や経営戦略の実現性を直接面談する事で判断する定性的な面と企業の財務状況や利益成長性などの定量的な面の両面から銘柄選定を行っています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
24.62% | 1.28 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、24.62%です。国内株小型・アクティブカテゴリー平均が6.95%ですので、およそ2.5倍上回るリターンを上げています。
シャープレシオは1.28です。同様にカテゴリー平均は0.28となっており圧倒的な投資効率の高さです。
投資対象企業は経営陣が株主でもあるので、株価の上昇が自身の資産の拡大に直結する分、職業社長よりも株主への利益還元や業績に対する意識が高く結果として高いリターンを実現させています。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.584% | かかりません |
買付手数料は3.3%です。購入額に対して都度発生します。
信託報酬は1.584%です。運用する限り投資額に対して発生するランニングコストです。
信託財産留保額はかかりません。
また、買付手数料については、楽天証券やSBI証券などであれば無料としていますのでネット証券会社を使う事で不要なコストを節約出来ます。
GS 日本フォーカス・グロース 年2回決算コース
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが景気変動の影響を受けにくい継続成長すると見込まれる企業から約30銘柄を厳選し投資しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
HOYA | 精密機器 | 6.3% |
日本電産 | 電気機器 | 5.9% |
信越化学工業 | 化学 | 5.4% |
パン・パシフィック・インターナショナルHD | 小売業 | 4.8% |
TDK | 電気機器 | 4.7% |
徹底した企業分析を通して、参入障壁が高く相当程度のマーケットシェアを有している・持続的な成長が見込まれる業種・合理的な意思決定を行える優秀な経営陣が率いている等の観点から景気変動の影響を受けにくい企業群を抽出しROE[6]株主資本利益率=税引後純利益÷自己資本が高水準で推移する利益効率の高い銘柄を選別投資しています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
9.86% | 0.61 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、9.86%です。国内株大型・アクティブカテゴリー平均の5.14%を大きく上回る運用成績を記録しています。
シャープレシオは0.61と高い利益効率性を示しています。投資信託に含まれる企業群の成長性が相対的に高い事が実証されていると言えます。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
4.4% | 1.683% | 0.1% |
買付手数料は4.4%です。購入の都度発生するコストですが先述の通りネット証券であれば無料です。
信託報酬は1.683%です。カテゴリー平均が1.52%ですので割高感があります。
信託財産留保額は0.1%です。ファンドの売却時に掛かる手数料です。
ファンド”メガ・テック”
アセットマネジメントOneが日本企業が持つ独自のテクノロジーに着目し長期的な成長企業へ投資しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
ネットワンシステムズ | 情報・通信 | 3.1% |
テクマトリックス | 情報・通信 | 2.8% |
マクアケ | 情報・通信 | 2.8% |
カオナビ | 情報・通信 | 2.7% |
エムスリー | サービス業 | 2.7% |
銘柄選定に際して、独自のテクノロジーを有する市場優位性が高い長期的な成長が望める企業へ選別し投資しています。
特に着目する業種は情報・通信業で全体に占める割合は53.3%にも及びます。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
16.58% | 0.79 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、16.58%です。国内株式・中型カテゴリー平均が2.71%なのでファンドに組み入れられた企業群の成長性の高さが伺えます。
シャープレシオは0.79です。カテゴリー内では最も利益効率の高い投資信託です。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.65% | かかりません |
買付手数料は3.3%です。購入毎に発生しますので、購入はまとまった資金で行うなど購入頻度を減らしたりするなどコストを節約する工夫が必要です。
信託報酬は1.65%です。カテゴリー平均は1.61%ですので平均的な手数料率だと言えます。
日本国内で中長期的な成長が望める中型株の成長を取り込みたい方には最適なファンドです。
スパークス・新・国際優良日本株ファンド
スパークス・アセット・マネジメントが将来的にグローバルでの活躍を期待できる企業およそ20銘柄へ厳選投資しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式】で優秀ファンドに2年連続で選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
キーエンス | 電気機器 | 9.4% |
日本電産 | 電気機器 | 9.2% |
ソニー | 電気機器 | 8.3% |
テルモ | 精密機器 | 8.1% |
ダイキン工業 | 機械 | 8.1% |
銘柄選定に際して、国内市場で圧倒的なシェアを持ち・今後外国売上の拡大が期待出来る・世界的なブランドに成長すると期待出来る企業へ厳選投資を行っています。
業種としては電気機器が構成比率26.8%と最も高く主に自動車部品や医療機器の分野で有力な企業群です。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
9.87% | 0.56 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは9.87%です。国内株式・大型カテゴリー平均は、2.43%ですのでカテゴリー内に199本あるアクティブファンドの中でも一握りの優良ファンドだと言えます。
シャープレシオは、0.58です。同様にカテゴリー平均は0.14となっており高い利益効率性が見て取れます。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.804% | 0.3% |
買付手数料は3.3%です。購入の都度発生する手数料なので注意しましょう。
信託報酬は1.804%です。カテゴリー平均は1.22%ですので割高感はあります。しかし、運用実績を省みると信託報酬の控除後でも高いリターンを実現させていますので費用対効果としては十分だと言えます。
信託財産留保額は0.3%です。売却時に掛かる手数料です。
将来的に国際ブランドとなる企業への先行投資をするファンドですので長期的な視座に立って運用を行う事で報われるファンドです。
ジャパン・アクティブ・グロース(分配型)
野村アセットマネジメントが株主資本や利益成長性の高い企業への投資を通して長期的な信託財産の成長を目指して運用しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
キーエンス | 電気機器 | 4.8% |
日本電産 | 電気機器 | 4.3% |
信越化学工業 | 化学 | 3.4% |
ダイキン工業 | 機械 | 3.2% |
中外製薬 | 医薬品 | 2.9% |
銘柄選定に際して、個別企業の成長性や株主資本利益率[7]ROE、株価の割高・割安を考慮して投資比率が決定されています。
ファンドの平均ROEは7.2%です。TOPIXの平均ROEが4.5%ですので、国内企業でも有数の利益効率性の高い企業によって構成されている事が分かります。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
10.14% | 0.59 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、10.14%です。国内株式・大型アクティブカテゴリー平均が2.43%ですので、圧倒的な成長性を記録しています。
シャープレシオは0.59です。株主資本(ROE)の観点で見ても高い利益効率性が見て取れましたが、リスクテイクの観点からも利益効率性が高いファンドである事が分かります。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.595% | 0.3% |
買付手数料は3.3%です。買付の度に発生しますので、購入頻度は多くても年に1回に留めるなど買付手数料でリターンを圧縮させる事が無いように気をつけましょう。
信託報酬は、1.595%です。カテゴリー平均は1.22%ですので割高です。
信託財産留保額は0.3%です。
企業価値成長小型株ファンド
アセットマネジメントOneが国内の小型株において将来的な利益成長が望める銘柄を選定し中長期的な値上り益の獲得を目指して運用されています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内中小型株式】で最優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
ギフティ | 情報・通信 | 2.8% |
セルソース | 医療 | 2.7% |
カオナビ | 情報・通信 | 2.6% |
メドビア | 情報・通信 | 2.6% |
すららネット | 情報・通信 | 2.4% |
銘柄選定に際して将来的な利益成長によるROE水準や経営の健全性、株価の割安感などを勘案して30〜60銘柄へ選別投資を行っています。
ROEとは自己資本利益率の事で当期純利益÷自己資本で算出されます。自己資本とは、およそ資本金の事でその会社へ投下された資金の事です。会社は投下された資金を使って営業活動を行い利益を獲得するためROEによって利益効率性を見る事が出来ます。
小型株式においては企業が十分な成長を遂げるまでもなく市場から撤退してしまうリスクも高くROEを用いたリスクリターン管理は有効だと言えます。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
32.30% | 1.60 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、32.30%です。国内小型株・アクティブカテゴリー平均が4.61%ですのでカテゴリー内において圧倒的に高いリターンを記録しています。
シャープレシオは1.60です。シャープレシオはリスク1単位に対する超過リターンを表しており1.0を超えると優秀なファンドだと言われます。当ファンドは2026年2月に償還日が設定されており運用期間が限られています。設定日は2016年2月と比較的運用期間は浅いですが分配金利回りは21.76%を記録しており今後の基準価格の値上がりと共にファンドの成長が期待出来ます。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.595% | 0.3% |
買付手数料は、3.3%です。購入の都度発生しますので、購入した年分は大きくリターンを落としてしまいます。
信託報酬は1.595%です。カテゴリー平均が1.75%ですので比較的低い手数料率設定です。
信託財産留保額は0.3%です。売却価格に対して発生します。
買付手数料については、SBI証券や楽天証券などのネット証券会社であれば無料としていますので、リターンの最大化が図れます。
新光日本小型株ファンド
アセットマネジメントOneが企業調査などにより成長期待が高い銘柄へ選別投資を行う事で中長期的に信託財産[8]投資家の投下資金の最大化を目指して運用しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内中小型株式】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
ラクス | 情報・通信 | 3.5% |
ジャパンエレベーターサービスホールディングス | サービス | 3.4% |
SHIFT | 情報・通信 | 2.7% |
レーザーテック | 電気機器 | 2.5% |
メルカリ | 情報・通信 | 2.3% |
日本の小型株について「成長産業の勝ち組企業」「地味な業種の変化企業」「リベンジ企業」「新規公開企業(IPO)」の4つのキーワードにより成長性を期待できる企業を選別して投資しています。
業種としては、情報・通信29.6%、サービス業20.0%、化学7%の順で多く組み入れられています。
株価の妥当性についても投資判断に用いられており、割高になった銘柄を売却し割安の株を買い増す事でトータルリターンの最大化が行われています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
17.30% | 0.76 |
過去3年間の信託報酬控除後の利回りは、17.30%です。国内小型株・アクティブカテゴリー平均が4.61%ですので、ファンドのコンセプトや銘柄選定が奏功していると言えます。
シャープレシオは0.76と極めて高く、カテゴリ平均0.28を大きく上回っています。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.76% | 0.3% |
買付手数料は3.3%です。
信託報酬は1.76%です。国内小型株を投資対象とするアクティブファンドでは平均的な手数料率です。
信託財産留保額は0.3%です。
SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト
SBIアセットマネジメントが国内の中小型株式の内、革新的な高成長が見込めると判断した銘柄へ厳選投資しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内中小型株式】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
エラン | サービス業 | 3.6% |
メディアドゥ | 情報・通信 | 3.6% |
日本M&Aセンター | サービス業 | 3.5% |
エムスリー | サービス業 | 3.5% |
エスプール | サービス業 | 3.4% |
銘柄選定に際して、現時点では課題や困難を抱えるため株価が割安である企業において経営者の中長期的な事業計画や志など起業家精神に着目し将来的に革新的な成長が見込めると判断した50銘柄へ厳選投資しています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
14.16% | 0.60 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、14.16%です。国内小型株・アクティブカテゴリー平均の4.61%を上回る投資成果をあげています。
シャープレシオは0.60です。カテゴリー平均0.18を上回る高い投資効率性である事が分かります。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.65% | 0.3% |
買付手数料は3.3%です。積立投資を検討する際は、手数料負けしないように計画的に行う必要があります。
信託報酬は1.65%です。投資額に対して年率で計算され毎日投資額から差し引かれます。
信託財産留保額は0.3%です。ファンドを売却する際は全額をまとめて換金する方が手数料的には得をします。
ニッセイ健康応援ファンド
ニッセイアセットマネジメントが長寿社会などを背景に成長が期待される健康関連企業へ投資を行い信託財産の中長期的な成長を目指して運用しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式ESG】で最優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
ダイキン工業 | 機械 | 4.5% |
朝日インテック | 精密機器 | 3.8% |
エムスリー | サービス業 | 3.6% |
オムロン | 電気機器 | 3.5% |
島津製作所 | 精密機器 | 3.4% |
健康への貢献につながる企業理念や経営哲学を持つ企業を健康応援企業に選定し中長期的な成長が見込まれる40~60銘柄へ厳選投資を行っています。
主な成長が見込まれる健康関連産業は「健康増進・医療・福祉介護・薬局」を上げており、それぞれ健康増進を図るサプリメントやフィットネスクラブ市場・医療分野において後発医薬品[9]新薬に比べて製造コストが安いジェネリック医薬品の需要増加、病院経営効率化を支援するサービス・予防医療、介護付きマンション・ドラッグストアや薬局の需要増加に応える企業群としています。
また、このような社会貢献や環境へ配慮した企業へ投資する事をESG投資と言い欧米を中心に投資需要が拡大しています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
8.32% | 0.48 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、8.32%です。国内中型株・アクティブカテゴリー平均の2.71%を上回る運用実績を上げています。
シャープレシオは0.48です。カテゴリー平均0.14を上回る利益効率の良い運用が行われているのが分かります。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
3.3% | 1.61% | かかりません |
買付手数料は3.3%です。ネット証券会社では無料としている場合もあります。
信託報酬は1.61%です。平均的な手数料率設定です。
信託財産留保額(売却時手数料)はかかりません。
エス・ビー・日本債券ファンド
三井住友DSアセットマネジメントが国内の公社債へ投資を行い債券の利息収入と売却益の獲得を目指して運用しています。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内債券】で最優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | クーポン | 組入比率 |
20年国債 | 0.40% | 7.0% |
20年国債 | 0.60% | 4.4% |
10年国債 | 0.10% | 4.2% |
30年国債 | 0.60% | 4.2% |
30年国債 | 2.50% | 3.8% |
債券からの安定的な利息収入を確保しつつ先物取引により積極的な運用を通じて売却益の獲得も目指すアクティブな運用が行われています。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
1.11% | 0.53 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、1.11%です。国内債券・アクティブカテゴリー平均0.37%を上回る投資成果です。国内債券は日銀がマイナス金利政策を行っている関係で3年や5年といった短期債券の利回りはマイナスとなっていますので、1%を超えるリターンを上げる事がいかに困難なのかが分かります。
シャープレシオは0.53です。カテゴリー平均0.17を上回る投資効率性です。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
かかりません | 0.41% | かかりません |
買付手数料と信託財産留保額はかかりません。購入時と売却時の手数料負担の無いファンドです。
信託報酬は0.41%です。カテゴリー平均は0.33%ですので若干割高です。
明治安田日本債券オープン(毎月決算型)
明治安田アセットマネジメントがNOMURA-BPI総合を上回る投資成果を目指してアクティブ運用を行っています。
NOMURA-BPI総合とは、国内公社債市場全体の動向を表す指数です。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内債券】で優秀ファンドに選ばれました。
組入上位銘柄
銘柄名 | クーポン | 組入比率 |
2年国債 | 0.10% | 8.9% |
武田薬品社債(劣後特約付) | 1.72% | 5.9% |
ヒューリック社債(劣後特約付) | 1.28% | 4.3% |
2年国債 | 0.10% | 4.1% |
ドンキホーテ社債(劣後特約付) | 1.49% | 3.7% |
信用格付け会社によりA以上の格付をされている社債のみを投資対象としてファンダメンタルズ分析[10]企業の財務状況や業績などから利益の成長性や株価の割安度合いを分析して投資を行うことを重視した銘柄選定を行っています。
社債に付されている劣後特約とは、発行企業が経営破綻した場合に普通社債よりも返済義務が劣る社債の事です。元本返済や利払いが普通社債から劣後するリスクを取る分だけ高い利回りが期待できます。
運用実績
利回り | シャープレシオ |
1.34% | 0.58 |
過去3年間信託報酬控除後の利回りは、1.11%です。国内債券・アクティブカテゴリー平均0.37%を上回る投資成果です。
シャープレシオは0.58です。カテゴリー平均0.17を上回る投資効率の高い運用がなされています。劣後債を組入ていますが、経営破綻のリスクよりも得られるリターンが高くなっている事が分かります。
コスト
買付手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
0.55% | 0.198% | かかりません |
買付手数料は0.55%です。国内金利がマイナスですので、リターンを確保するためには買付手数料無料のネット証券会社を使うなど少しでもコストを抑えるための工夫が必要です。
信託報酬は0.198%です。カテゴリー平均の0.33%を下回る顧客本位の手数料率設定です。
信託財産留保額はかかりません。
また、当ファンドは毎月決算型となっており分配時には分配金から税率20.315%の税金が課税されています。分配金には税金という表面的に見えないコストがあります。同程度の分配金利回りであれば毎月決算よりは年4回の決算さらに年1回の決算である投資信託を選んだ方が分配時に課税される税金を節税する事が可能なのでトータルリターンは年間の決算回数が少ない程高くなります。
R&Iファンド大賞の投資信託部門【国内株式・債券編】まとめ
- 投資信託では分散投資が容易にできる
- 投資信託は少額から投資を始められる
- 運用はプロが行っているため個別銘柄の選定に費やす時間を節約できる
- iDeCoやNISAなどの税制優遇制度で運用出来る
- 信託報酬など投資信託独自の運用コストが掛かる
- 不人気銘柄は早期に運用が終了してしまう可能性がある
- R&Iファンド大賞では投資効率性の高いファンドが選定されている
最後までお読み頂きありがとうございます。
当記事が読者方のお役に立てたら幸いです。
References
↑1 | 株価1,000×100株=最低投資額100,000円 |
↑2 | Booking(予約サイト)・Entertainment(エンタメ業界)Airline(航空業界)・Casino(カジノ)・Hotel(観光業界)のアルファベット頭文字を取ってBEACH |
↑3 | 純資産総額とは投資信託の運用額を示します。投資信託の目論見書において繰上償還の基準が明示されており純資産総額が一定額を割込む場合と規定されているのがほとんどです。純資産総額が右肩上がりに上昇していないような投資信託は繰上償還のリスクがあると言えます。 |
↑4 | アメリカ・中国と言った経済規模が日本より優位な市場や台湾やインドと言った成長性の高い新興市場など |
↑5 | 投資信託の運用指標のこと。国内株式であれば日経平均やTOPIXなど |
↑6 | 株主資本利益率=税引後純利益÷自己資本 |
↑7 | ROE |
↑8 | 投資家の投下資金 |
↑9 | 新薬に比べて製造コストが安いジェネリック医薬品 |
↑10 | 企業の財務状況や業績などから利益の成長性や株価の割安度合いを分析して投資を行うこと |
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